お山あっちこっち-赤シジミ

とっても貴重・・珍蝶 チョウセン赤シジミのお話です。

朝鮮半島で最初に発見されたシジミチョウ科のチョウです。シジミというのは、しじみ貝が開いた状態の形や大きさに似ているチョウの仲間のことで、アカシジミとは小さな赤いチョウという意味です。

そんな珍しい蝶が、岩手県、新潟県、山形県にしか生息していないのですが、
盛岡市に近い滝沢市と雫石町の限られた地域に生息しているのです。
岩手県では、宮古市にも生息していますが、デワトネリコと言う木が生えていなければ、生息できない稀少な蝶なのです。

7月の上旬から下旬にかけてトネリコの幹に産み付けられた卵は、数週間で幼虫になりますが、そのまま卵の中にいて冬を過ごします。

翌年の4月中旬から下旬の桜が開花し始める頃にふ化します。
卵から出た1令幼虫は、暖かくなってふくらみかけたトネリコの芽に食い入って中で成長します。
そして、3回の脱皮を繰り返し、6月上旬にトネリコの木から降りて
近くの石の下、木片のかげ、落葉の下などでさなぎとなります。
6月下旬から7月上旬にかけて成虫となり、羽化(さなぎから出てチョウになること)します。羽化は午前中に行われることが多く、8時前後にもっとも多くみられます。

チョウセンアカシジミの開張(羽をひろげた大きさ)は3.5㎝から4㎝です。メスのほうがオスよりも少し大きく、卵を持っているためお腹が太いです。羽化したチョウセンアカシジミは、それから3週間の間に交尾を行い、メスは産卵をして1年の命は終わります。

私自身も、雫石の山や畑に毎日通っていますが、15年ほど前に、店の奥で数回見たきりです。とても小さい貴重な蝶で、なかなか見る機会がない蝶々です。

雫石に生息する朝鮮赤シジミの観察会のご案内

こんな稀少な蝶を観察できる催しがあります。
『岩手山麓自然学校』
チョウセンアカシジミと里山水辺の生きもの観察会

日時 6月24日(日曜日)  9時集合
場所 雫石・西山公民館
9:00 西山公民館 集合 挨拶説明
9:30 チョウセンアカシジミ生息地現地観察会(2か所)
11:30 子供生きもの教室 西山公民館にて昼食
13:00 川や水田の生きもの観察
15:30 西山公民館に戻り解散

30名限定ですが、たくさんの子供たちに参加して頂きたいと思います。

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