ログハウスを作ってみた 施工編2

ノッチの加工に必要な道具とノッチの加工

ノッチの加工はそれほど難しい作業ではありませんが、丸太を組み合わせるために、欠きこむ部分を正確に作る必要があります。
正確に書き込めるようにするために、どの様な道具が必要かを書いても見ました。


① スクライバー 

 下の丸太の形状を上の丸太に写し描く道具 コンパスの形をしていて、水平尺が付いている
  とても大切な道具です、必ず用意しましょう。

②チェンソー

 30㎝程度の丸太を使うのであれば、大きなチェンソーは必要ありません、
メンテナンスが良い国産で、バーの長さは35㎝程度、中くらいの重量が最適です、海外の物は少々難があります。
H社はキャブレターが弱く、夏場に苦労します。S社のピコチェーンは切り口が綺麗で素晴らしいのですが、スプロケットの交換が自分では出来ません。
ガイドバーとソーチェーンは消耗品、作業目的から選ぶのが基本です、ガイドバーはキックバックを軽減する形状の物を選ぶ必要があります。
(先端の丸みが小さいものが、キックバックが少ない)
また、大きな排気量のチェンソーは、キックバックの衝撃も大きいので、突っ込みきり作業が多いログハウス作りには向きません。
ガイドバーの長さが短いと、スカーフ部分のカットが少しやりにくくなりますが、
丸カンナで調整が出来ますので、安全な使いやすいチェンソーを選んでください。

③電動工具(カンナ・ディスクグラインダー)

 カンナは、反りカンナが必要です。丸太の成型や、スカーフ部分の仕上げに使います。
カンナの台座部分が反るようにできていますので、局面の仕上げに最適なカンナです、事故が多い道具ですが、注意して使えば便利な道具です。
グラインダーは、少し大きめの物が使い易いです、ハンドルがしっかりしたものを選んでください。

④木工ヤスリ・ノミ・墨壺・

 木工ヤスリは、平と丸が必要です、ノッチ部分のファイナル仕上げに使います。
ノミは数種類必要です。スクライブの後、バリが出ないようにするため、スクライブ線に沿って切り込みを入れます。
墨壺は、丸太の中心線を出したり使用頻度が大きい道具です、長い距離の墨付けが出来る物が必要です。

ノッチ加工の方法

道具がある程度揃ったので、ノッチ加工について手順と注意点について書いておきます。

初めてのノッチ加工は、サドルノッチがお勧めです。
手間はかかりますが、スクライブがしやすく、位置決めが簡単で、ファイナルや経年でログ同士を密着させやすいからです。
スカーフ部分の加工が手間ですが、スカーフ部分が平面であることから、スクライブが簡単で正確にできますので、
サドルノッチの施工方法を説明します。
私の場合の説明になります。「ログノッチ」等でググれば沢山の映像がありますので、更に参考にして下さい。

一段目の一方には必ず、ハーフログが必要です、高さ寸法が重要なポイントになりますので、
半割りの作業は慎重に行ってください。製材所などで、あらかじめ曳いてもらうのもありです。
スコアリングとスクライブは慣れるまで時間がかかります。椅子やテーブルを作って習熟度を増しておくことも良いことです。

時間がもったいない、手間がかかるなどの理由で、最初からファイナルカットをすることは、絶対に避けるべきです。
99%失敗します! ”急いては事を仕損じる” 必ず、ラフカットをして、木の曲がりも確認して、ファイナルに進みましょう。
木の曲がりですが、必ず外側に曲がるようにセットしてください。
私の場合は、年輪の目を見て、広い方を東側、南側に据えました、木の割れを最小限にする、先人の知恵です。
仮組はしませんでしたので、ノッチ加工台を作って、下におろしてノッチの加工をしました。
スクライブは丸太の上でしますが、加工は足場が安定することから、楽に作業が出来たように思います。

積み重ねる段が増えるほど、丸太を上げたり、降ろしたりの作業に時間がかかりますが、急がずに作業をすることが肝心です。
私も、数回丸太を落下させました、幸い怪我はありませんでしたが、丸太の落下と、人の落下には注意です。
特に、丸太が濡れているときが滑りやすいので、気を付けてください。

ログハウスは、屋根を掛けるまで、長い期間を要します。丸太や床下地を雨風から守るための養生が必要になります。
私は、大きなブルーシートと6メーターほどの2寸角材を15本程用意して、作業終了後に、角材で屋根を作り、シートをかぶせて帰りました。
屋根を竣工するまでの14か月程、毎回行いました。シートの固定にはロープが最適です。ステップルは、思いのほか弱いのと、
剥がした後、ステップルの針が残るのでお勧めしません。
ログジェルは積み上げた順に、外側に塗装をしました。使った塗料はノンロット(木材用撥水防腐塗料で浸透性がある、自然素材の塗料)
石油系の塗料ではないので、危険性はありません。私は、女房や、手伝ってくれた職場の女性たちに塗ってもらいました。
みんな楽しそうに作業をしているのを見て、頑張って積まなけらばと思ったものです。

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