ログハウスを作ってみた 施工編1

設計編で説明不足な点を補いながら、施工の手順を振り返ってお知らせします。

基礎の施工
整地前にやる事に、教育委員会への届け出があります。遺跡などがない場所なのか確認してください。仮に土器などがあれば、遺跡の調査が必要になり、
場合によっては、建物をててることが出来ない場合があります、届け出無しに着工した場合は、条例等により施工前の原状に復す必要が生ずることがあります。
建築確認書をもって、市町村の教育委員会に出向き、確認する事を忘れないでください。
基礎の施工種類は3種類あると説明しました。地震に強いログハウスに、ベタ基礎は必要ありません。差し筋工法など布基礎より強度が劣る場合があるので、注意が必要です。
布基礎で、ベースの厚さを高くして、幅を広げ、立ち上がりを高くすることで、十分に強い基礎作りが出来ます。
基礎の高さを高くすることは、床下のメンテナンスをし易くして、通気を確保できるため建物にとってはいい結果をもたらします。
基礎は出来るだけ固い地盤の上に作りたいので、ズリや割り栗石を沢山入れて、0.2リュウベ以上の重さのバックホーで踏み固め、整地します。


求積図と配置図に忠実に位置を決めてください
私の場合、17㎝北側の一点がずれていた為、完了検査が合格せず、修正の申請が必要でした。(修正申請手数料も必要になり、もったいない出費となり悔しいことに成りました)
ズレた原因は、北側に木を残し過ぎたためです。建物から、3㍍以内に樹木がない方が、清掃や物の運搬に好都合であることがわかりました。
基礎の施工は専門の業者さんにお任せしますが、設備屋さん、特に給排水の業者さんは、基礎屋さんと一緒に工事をする必要がありますから、双方一緒に工事をしてもらってください。
土台締結ダボ(アンカーボルト)の高さが、一般の建物と違いますから、施工前に土台の寸法とアンカーボルトの出る高さを基礎屋さんに伝えておきましょう
基礎から出る長さは、土台パッキン+土台高さ+床下地材の厚さ+ログシエルの高さ+2㎝です。

床下地材
設計時点でお話しするべきでしたが、最近は根太を省略して、24㍉や28㍉の床下地材を使用する、剛床仕様が一般的になりました、床下断熱材も施工しやすいので、お勧めします。


基礎は水平になるように、施工するはずですが、土台を置く面が平らになるように、「水平コンクリート」を流し込んで完成させてもらいましょう、
ログハウスは、横積ですから水平は重要です。土台下地のパッキンを置くときに、とても楽になります。

土台施工
土台は防腐処理された角材を使うと思いますが、105角・120角があるので、土台幅に合ったものを使いましょう。長さは4㍍途中で継ぐ場合は必ず蟻仕口です。
完成した基礎の上に、土台を載せます、ボルトの位置を正確に測り、ドリルで土台に穴をあけるのですが、縦位置に対して、横位置がずれないように、基礎に墨付をして土台の脇から何センチの位置にボルトがあるのかを測り、正確な位置に穴をあけないと土台が収まらなくなるので、肝です。
土台が収まったらボルトに座金とナットをつけて締めるのですが、座金と一緒になっていて、座彫りの必要がないナットも売っているので、基礎施工前に基礎屋さんに確認しましょう。

大引き施工 と床下断熱施工
束などを支えにして、土台と同じ高さになるように敷設します。大引きは90㌢平衡感覚で敷設してください。剛床仕様で施工する場合は、大引きの間に断熱材を入れます。
断熱材は、ウレタン断熱が施工もし易いのでお勧めしますが、隙間を作らないように施工してください、隙間があると、床下に結露が発生して床下地材が痛みます。
隙間が出来た場合は、気密テープや充てん剤で塞いでください。

 

 

1段目ログシェルの施工

一段目横方向のハーフシェルを積みます。すべての始まりは、ハーフシェルから始まります。
アンカーボルトに収めてから、縦側のノッチ位置にマーキング、反対側に蟻仕口を作る用意をして、一旦外して加工をします。
一段目はサドルノッチで刻みますので、スカーフを作ります。(2段目からはお好みで、ラウンドノッチでもOK)
蟻仕口は型紙を作って、左右の合わせがキチンとなるようにします。
加工したシェルを据え付けて、アンカーボルトにナットを入れて締め付けます、この時、締め付けナットは、ログシェルの中に潜り込む必要があります。
同時に、飛び出しているボルト部分は、切断してください。
次に縦側のログシェルを積みます。
横シェルのスカート部分の中心に、縦シェルの芯を重ね合わせ、スクレーパーをつかって、スクライブして、重ねる部分の形状を書き写しておきます。
アンカーボルトの位置や、もう一方のノッチの加工形状も書き写して外し、加工します。
一回で、ノッチ部分を完成させないでください。スクライブ時に、多少のズレや、歪みがありますので、最初のノッチ加工は、スクライブ線から1.5センチ位内側にしておきます。
数回に分けて、重なり部分の修正を加えて、ピッタリとなるように加工してください。根気のいる作業ですが、ピッタリと合った時の満足感を期待して作業してください。
この時使う道具は、

スクレーパー 丸太の形状を書き写す、ノッチ加工に必須
水性鉛筆 書き写しが滑らかにできるので、誤差減少
ノミ 1.5cm位の刃の物主体に数本
エンジンチェンソー バーサイズ14インチが最適
電動チェンソー バーサイズ14インチ以下軽いものが良い
電動サンダー 小口やノッチ面の加工に使用する。
木工ヤスリ 幅2センチ程度の平と丸
電動振動ドリルドライバー 750W位の強いドリル、穴あけや締め付け
木工ドリル特に太さ2センチのロングドリルは必須

道具にお金がかかります、ドリルやスクレーパーなどは、借りて使うのが良いかも知れません。
エンジンチェンソーなども、排気量が小さいもので充分です、ソーチェーンにお金を掛けましょう。

設計編

確認申請とログシェル

 

 

 

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